公務員として技術・労務系の部署で仕事をしています。
業務の性格上、勤務時間が不規則なので、仕事が早く終わった日に時間の有効活用をしたかったことがきっかけで入学を考えました。仕事をしていく中で「文章力をもっとつけたい」と思い通信制大学を検討し、アクセスも良く最も通信制大学の中で歴史のある大学であったことから法政大学を選びました。
　学部を決める基準として、自身の仕事で取り扱う製品が、どのようにして価値・流通量が決まるのかを学びたいと思い、そのような科目が学べる経済学部を選びました。
あとは高校を卒業してすぐに就職をしましたので、純粋に学士資格を得ることにも憧れがありました。

　経済学部はメディアスクーリングも多いのですが、教室で受講するスクーリングは先生方に直接質問できること、また席を並べて受講する学生に社会人も多いことから、春期、夏期など教室で開講するスクーリングを多く受講しています。
　最初に受講したスクーリングは「経済学特講」だったのですが、マーケティング・ブランディングを扱った内容でした。流通の基礎的な部分も含め丁寧に解説いただき、普段の仕事に近い内容として、理解することができました。
　スクーリングでは学生同士の交流もありますので、年代や職業、科目によっては学部学科も異なる人たちと話すことはとても良い経験になりますし、毎回頑張るためのモチベーションにもなります。
　またスクーリングを受講して、先生方の解説を整理してまとめ、自分の中で理解して試験で文章として表現する、という流れを繰り返すうちに「文章力」が身について、結果リポートの内容やテストの評価も良いものになっていきました。
　スクーリングとリポート・単位修得試験などの通信学習はどちらが良いかというよりも、それぞれで身に着けたことを互いに活かすことが大事だと感じています。

　単位修得試験やスクーリングには、やる気がとても重要になります。やる気があればレポートの提出も早くできますし、時間を工面して勉強することもできました。人間、いつでもやる気があるわけではないと思うので、休む時は休む、やるときはやるなどのメリハリを自分の中で決めると進捗がよくなると思います。
　また友人関係も大いに影響しました。単位修得試験などの前日は、スクーリングでできた友達と大学で勉強をしたり、遠方の友達とはSNS のライブ機能を使いお互いの進捗を報告したりすることで、さぼらないようにお互いを励ましあいました。

【1日の学習時間や時間帯は決めていますか？また時間の使い方で工夫していることはありますか？】

　単位修得試験は、東京で年8 回、毎回受験しています。各回の試験日は決まっていますので、その回ごとに目標をたてて学習をします。毎回受験しているので、過去問題(法政大学の単位修得試験は全科目の問題が1 冊の冊子になっており、受験者は持ち帰ることができます)を解き、準備をしています。
　家ではあまりやる気が起きないので、法政大学の図書館を利用しています。法政大学の図書館は遅くまで開いているので、特に仕事が早く終わった際にはよく利用しました。図書館には学習ブースなど集中して取り組める場所もあり、とても良い環境です。また、山手線コンソーシアムに加盟している大学の図書館も利用しています。

【リポートの書き方、単位修得試験対策で工夫していることはありますか？】

　まとめ方については、①はじめに言葉で定義すること、②数式や具体例を提示し、③まとめをするという３点ついては常に意識しています。その手助けとして参考文献は重要で、引用されている同じ系統の書籍にも範囲を広げて読むこともあります。
　最初はまず、興味のある内容について取り組んでみるのも良いと思います。
　また１、２、３年生で勉強したことが４年生時に大いに活躍するので、集めた資料は捨てずに保管してあります。

　東京都文京区の駒込・谷根千あたりには昔ながらの文豪ゆかりのお店がたくさんあります。
　飲食店も洋食・和食・立ち飲みからはじまり、おしゃれなバーまで様々です。是非お立ち寄りを。

　悩むくらいなら始めよう。経験して合わなければ辞めることもできます。お金は稼いでもいずれ誰かのものになるけれど、学んだ知識は一生、自分の財産ですから。