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法政大学通信教育部のシステムは、
私にとって「言葉」と「マネジメント」
両方の好奇心を満たしてくれる優れものです!

卒業生

荒木 利香 さん 文学部 日本文学科

3年次編入(学士入学含む) 2020年卒業

東京都在住 /自営業(フリーアナウンサー、他)

Profile
フリーアナウンサーの傍ら、出版物の編集を手がけ、また経営マネジメント業務にも従事されています。言葉で表現する仕事が長くなるにつれて、言語を体系的に学びたいと日本文学科に入学されました。
日本語を、言語学の基礎から体系的に学べるカリキュラムが魅力的でした ~法政大学通信教育部を選んだきっかけ~

 フリーアナウンサーとしてイベントや結婚披露宴等の司会に従事しています。また、ブレーンと組んで経営マネジメント業務にも従事しています。その他、出版物の編集など、色々とやっております。

 言葉で表現する仕事が長くなるにつれて、言語そのものに強く関心を抱くようになりました。「日本語の構造とは?」「言葉とは?」など、もろもろの興味や疑問を学術的に探ってみたいとの思いで学んでおります。

 

 入学(編入)の動機は、言語コースのある法政大学通信教育部で学び、卒論を仕上げるということでした。入学前にいくつかの大学を検討したのですが、言語学の基礎を学べて、かつ、日本語を時系列、体系的に学べるカリキュラムは、私が調べた範囲では法政大学通信教育部だけでした。よって、入学を決めたという次第です。

 また、現在は日本文学科の科目だけでなく、他学部の公開科目で経営学関連の科目も履修しております(注)。法政大学通信教育部のシステムは、私にとって「言葉」と「マネジメント」両方の好奇心を満たしてくれる優れものです!!

 

(注:法政大学通信教育部のカリキュラムでは、スクーリングの一部科目に「公開科目」と呼ばれる科目があります。これは、他学部他学科の学生も履修ができるように開かれている科目で、本科生であれば、この科目を修得した場合は一定の単位数まで卒業所要単位として算入もされます。)

多様な学生が一緒に学ぶスクーリングで、大学での学びの醍醐味を味わいました ~学習について~

 入学時から「言語コース」に進むことを決めていましたので、言語に深く関連する科目への興味が大きいです。必修科目の「日本言語学概論」「日本言語史」からは、言葉の持つ奥深さをしっかりと感得することができました。

 また、視点を変えて、「日本文芸研究特講・漢文」「日本文芸研究特講・上代」からは、古代の日本人がいかに苦心し、また、アイデアを駆使して、外来の言葉である中国語をうまく取り入れてきたのかをまざまざと見せつけられた気がしました。その他の科目にも、「言語」領域での卒論に向けて、有意義なヒントを与えてくれる宝の山がたくさんありました。

 私の場合は、日曜日に仕事が入ることが多々あるため、今のところスクーリングで単位を取得していっています。春期・秋期スクーリングでは、日本文学科は通学課程の夜間帯授業への乗り入れ科目が結構あるのですが、そこでは、通学課程の学生・外国人留学生・社会人(通信教育部生)の三者が席を同じくして学んでいます。これは、本来の大学教育の在り方そのものではないでしょうか。こうした授業では、意見発表などからも世代を超えた生の声を聞くことが出来ます。学びにおいて年齢や国籍は関係ないということを感じるとき、大学での学びの醍醐味を味わっている気がいたします。

 受講してよかった科目は、全部!と申し上げたいのが本心ですが、あえて選ぶとすれば、4年生の春期スクーリングで受講した「日本文芸学概論」でしょうか。その理由は、良い意味で非常に大変だったからです。他のスクーリング授業でもグループワーク的な要素が取り入れられることもありますが、本授業では、かなりの割合でグループの底力が試されます。与えられた課題に対して限られた日数の中で可能な限りの調査と検討を繰り返し、意見をすり合わせ結論に導いていくことで、当該授業が目的とする知識の修得はもちろんのこと、他者と協働して一つのことを成しとげていく力が身に付きます。大変大きな収穫でした。他のメンバーからも「一生忘れない」「研究の仕方が分かった」という声が出るほど、充実した学習をさせていただきました。

同じ目的に向かって進んでいる仲間の存在は何物にも代えられません ~困ったこと、壁に当たったと感じたことと、その克服方法について~
同じ目的に向かって進んでいる仲間の存在は何物にも代えられません ~困ったこと、壁に当たったと感じたことと、その克服方法について~

 卒論のテーマを決めたまではよかったのですが、そこからいろいろと資料をそろえ調査するうちに、どんどん不安になっていきました。この方向性で本当によいのだろうか、2次指導までにアウトラインはまとまるのだろうか、と大いに悩む日々が続きました。そんなとき、スクーリング仲間にプラン内容を聞いてもらえる機会に恵まれたのです。人に聞いてもらうことで自分の中で消化しきれていなかった事柄が整理できて、精神的にも楽になりました。やはり、同じ目的に向かって進んでいる仲間の存在は何物にも代えられない、文字どおり学びの友です。

学習方法について

【1日の学習時間や時間帯は決めていますか?また時間の使い方で工夫していることはありますか?】

 日々の学習時間などは特に定めていませんが、常にその時に受講している科目に関連する文献は持ち歩いています。電車の中などの隙間時間を利用する「学習から離れない」というクセがいつの間にか身に付いたようです。

 ただ、試験前やリポート提出期限前などは、1科目につき1週間程度は学習時間を確保して復習などに当てています。時間にすると、1日あたり3時間×7日という感じでしょうか。

 もう一つ、「気になった本はとにかく図書館で予約する」というクセもつきました。これは、『予約した以上は借りる→借りた以上は斜め読みでも目を通す→目を通していくと気になる言葉や文章に出会う→そうすると調べてみたくなる』という循環を生んでくれます。

お住まいの地域や法政大学周辺で、お勧めの場所はありますか?

 55・58年館から漂う雰囲気をぜひ味わってみてください。新校舎群も快適で魅力的なのですが、この古い校舎の中にいると、かつての法政大学生は何を夢見てここに集い、何を感じて生きていたのだろうか・・・など、様々なイマジネーションをかき立ててくれます。「自由と進歩」の原点がここにあるような気がするのです。

(注:現在、市ヶ谷キャンパスの校舎は建替工事中で、歴史ある55・58年館の建物は2019年以降に解体される予定です。

  <参考> ・大内兵衛総長時代の校舎建設

       ・市ケ谷キャンパス55・58年館建替工事について ​)

これから学びを志す皆さんへ
これから学びを志す皆さんへ

 もしも迷っていらっしゃるのであれば、ぜひ一歩進んでみてください。新しい世界が待っています。何とかなります!

 学習のスピードは人それぞれですが、ご自身の中で目安となる卒業時期をお決めになって、そこから逆算して履修計画をお立てになればよいと思います。

 

 通教生の先輩として言えることはひとつだけです。それは、誰かとの競争ではないということです。そのためにも、お仕事など日常生活とのバランスをお考えになって、自分専用の履修計画をお立てになることをお勧めします。

 

 また、市ヶ谷から遠隔地にお住まいの方でも大丈夫です。夏や冬のスクーリングでは、各地から大勢の方がいらっしゃいますが、皆さん、市ヶ谷での受講を学習の要となさっているようです。一斉に集う様は、圧巻ですよ。その一員に加わるだけでも私などは「頑張ろう」と、気持ちが新たになります。

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