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大変なこと以上に楽しいこと、嬉しいことが多く、
きっと「はじめてよかった!」と思いますよ!
「百聞は一見に如かず」です。

卒業生

近藤 正代 さん 文学部 史学科

3年次編入(学士入学含む) 2019年卒業

関東在住 /日本語教師

Profile
日本語学校で講師をしていらっしゃいます。日本語教師としてのスキルアップ、大好きな美術史を学びたい、などの動機に加え、家族の後押しが入学のきっかけとなりました。
娘が自分の道を見つけていく姿に、入学の背中を押されました。
~法政大学通信教育部を選んだきっかけ~

都内の日本語学校で非常勤講師をしています。外国人留学生や、日本在住ビジネスマン・その家族などを対象に、進学・ビジネス・生活のためなど目的に合わせて日本語を教えています。

法政大学通信教育部に入学することを考えたきっかけは、大きく四つあります。

一つは、現在の仕事において、近年日本語学習者の職業・年齢などが多様化し、それに伴い日本語教師に要求されるスキルも高くなっており、高度な学びが必要だと感じたためです。次に、大好きな美術史を学びたい(できれば大学院まで)という夢をかなえるため。三つ目に、これはかなり強力でしたが、娘の後押しです。言葉による激励もそうですが、彼女が志望大学を決め、ひたすら努力して合格を勝ち取り自分の道を見つけていく姿は、今後の人生後半をどう生きていくべきか考えさせてくれました。最後に、確かWebで拝見した先輩女性の一言でした。「法政大学通信教育部で退屈しない人生を手に入れた」というようなお言葉だったと思います。もし仕事を辞めたら、夫や子供の話、美味しいお店やショッピングの話・・・それだけの人生になっちゃう?そんなの嫌だ!「退屈しない人生」=世界の歴史を学び、沢山の本を読み、知識の引き出しを増やす?!よし、決めた!・・・そんな感じで入学を決意しました。

 

入学後も、娘は資料・文献の探し方やレポートの書き方など、色々アドバイスしてくれるなど、協力してくれました。夫は、試験前日、おしりに火がついている私に代わって食事を作ってくれたり、落ち込んでいる時は放っておいてくれたりするのもありがたいです。

リポート作成をする中で覚えたことが、生活の中で確認できた時には達成感がありますね ~学習について~

やはり美術が好きなので美術史に最も興味があります。それから、特に西洋史、とりわけ19世紀以降のヨーロッパ史(社会・文化・政治等)が好きです。東洋史・日本史においても近世が最も好きです。

おすすめの科目は沢山あります。「史学演習(西洋史)」は初めて「大学で学んでいる!」という感覚を覚えました。ゼミ形式の授業なので、熱心な学友たちから刺激を受け、能動的に食らいついていく姿勢が身につきました。最後にはクラスの皆と「同志」のような仲間意識がめばえたように感じます。大変でしたが、とても達成感がありました。

昨年の秋スクーリングで受講した「西洋史概説(古代ローマ)」も、とても楽しい授業でした。個人的に古代史が苦手だったのですが、古代ローマ人の人間臭さが感じられるような、わかりやすく面白い講義に俄然興味が湧きました。

「東洋史概説」は先生によって内容もそれぞれで興味深いです。冬期スクーリングで取り上げられた、中国茶と陶磁器も個人的に大好きなテーマで楽しかったです。貴重な陶片を触らせていただくなど、夢のようでした。別の先生の水利史も、地図や史料と色鉛筆を使っての「作業」が面白かったです。普段使わない脳を使っている気がしました。歴史と地理の融合のような授業で、地理の苦手な私には良い勉強になりました。

入学後、学習の様々な場面で充実感を感じますが、スクーリング学習では何といっても他の方々との交流です。みなさんの頑張りを目の当たりにして、自分ももっと頑張ろう!と奮起できますし、法政の学友たちは皆前向きで個性的で、少し話すだけでも楽しく元気をもらえます。

通信学習においては、やはり高評価と先生からの励ましをいただいた時に充実感を感じます。また、リポート作成をする中で覚えたことが、生活の中で確認できた時には達成感がありますね。具体的には、西洋美術史でシャルトル大聖堂について書いたあとに旅行先でゴシック建築の聖堂を訪れた際、ただきれいだなあと眺めるだけではなく、梁や天井のアーチ、ステンドグラスに描かれている聖書の場面など、以前とは違うポイントに注目できるようになったり、日本史概説で江戸の判じ絵について知ったあと、判じ絵の展覧会が目に留まるようになったり、自分の中の変化を感じたとき、嬉しくなります。

また、メディアスクーリングでは、あえて他学科の講義に挑戦しています(※注)。経済系の科目や英語など、いつもと違う学習ができるのが楽しく、ぜひおすすめしたいです。

 

 

(※注:法政大学通信教育部のカリキュラムでは、スクーリングの一部科目に「公開科目」と呼ばれる科目があります。これは、他学部他学科の学生も履修ができるように開かれている科目で、本科生であれば、この科目を修得した場合は一定の単位数まで卒業所要単位として算入もされます。)

思い切って少し離れてみることで、また勉学に立ち向かう気持ちになれました
~困ったこと、壁に当たったと感じたことと、その克服について~
思い切って少し離れてみることで、また勉学に立ち向かう気持ちになれました<br>~困ったこと、壁に当たったと感じたことと、その克服について~

大きな壁は、レポートの再提出が何本も続いたときでした。しかもそのうち2本は2回目の再提出でやっと合格だったのですが、1回目でダメだった時はやる気をなくし、しばらく放置してしまいました。私は「やさぐれ期」と呼んでいますが、このまま辞めようかぐらいの気持ちで2か月ぐらい何もせず遊んでいました。でも結局遊んでいても楽しくないというか、ずっと頭のどこかに悔しさと逃げている自分に対する後ろめたさみたいなものがモヤモヤしていました。それでケリをつけようと、また立ち向かう気持ちになれました。もし同じように立ち止まっている方がいたら、思い切って少し離れてみるのもいいのかもしれません。

学習方法について(一問一答)

【1日の学習時間や時間帯は決めていますか?また時間の使い方で工夫していることはありますか?】

土日のどちらか1日は必ず丸々勉強に充てると決めています。加えて、できれば朝早い出勤の日は、夕食後1~2時間、午後出勤の日などは朝1~2時間、勉強時間を確保するようにしています。

 

【リポートの書き方、単位修得試験対策で工夫していることはありますか?】

説題を何度も読み返し、何を問われているか・指示されているかを正確に読み取ろうと気を付けました。そうしてから評価も上がってきたように思います。試験対策は、最終的にB4の裏紙を何枚も用意して模擬問題を考えて論じました。時間配分や、漢字の間違いなども再確認することができます。

これから通信教育部で学ぶことを検討されている方へ、アドバイスやメッセージがありましたらお願いいたします。
これから通信教育部で学ぶことを検討されている方へ、アドバイスやメッセージがありましたらお願いいたします。

仕事と両立される方は、決して楽ではないのでそれなりの覚悟が必要だと思います。ある程度まとまった時間が取れる日はあるか、朝型・夜型どちらでやるのかなど、あらかじめイメージしておいた方がいいと思います。見切り発車すると、結局忙しい毎日に流されてしまいがちですから。でも大変なこと以上に楽しいこと、嬉しいことが多く、きっと「はじめてよかった!」と思いますよ!「百聞は一見に如かず」です。

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