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「今すべきことは何か、できることは何か」と常に意識していたことで、卒業まで学習を続けることができました。

卒業生

プライア 美緒 さん 文学部 史学科

3年次編入(学士入学含む) 2016年卒業

関東在住 /日本語教師

Profile
現在は、国内在住の外国人に日本語を教える日本語教師をしていらっしゃいます。短期大学在学中に学んだアジア史をきっかけに、もっと歴史を勉強したいという思いから、史学科にご入学されました。
歴史を勉強することは、学生の国の歴史をきちんと知り、学生をもっと理解すること ~法政大学通信教育部を選んだきっかけ~
歴史を勉強することは、学生の国の歴史をきちんと知り、学生をもっと理解すること ~法政大学通信教育部を選んだきっかけ~

 私は社会人になってから短期大学へ入学し、そこで日本文学を専攻したのですが、短期大学の教養科目にアジア史があり、そこでベトナム戦争について学びました。正直言うと高校生までは、歴史は苦手な科目の一つだったのですが、「歴史ってこんなに面白いんだ」と衝撃を受け、もっと歴史を勉強してみたいと思うようになりました。また、私は様々な国籍の外国人に日本語を教える日本語教師をしていたので、歴史を勉強することは、学生の国の歴史をきちんと知り、学生をもっと理解することにつながるのではと思いました。短期大学を卒業してからは、主人の仕事の都合でシンガポールに在住していたのですが、法政大学の通信教育部は、海外からでも勉強できると知り、史学部に入学しました。

 普段から主にアジアからの留学生と身近に接しているので、東洋史、とくに東南アジアに興味があります。また、主人がアイルランド出身なので、キリスト教史や西洋美術史などもとても興味深いです。

先生からお褒めのお言葉をもらえたりすると、本当に頑張ってよかったという気持ちになります ~学習について~

 スクーリングではいくつかおすすめがあるのですが、まず、「日本文芸研究特講・漢文」です。高校生以来の漢文の授業でしたが、先生が本当に丁寧に一人一人きちんと教えてくださるので、漢文を読むのが好きになりました。それから、私が卒業論文でお世話になった齋藤勝先生(東洋史概説・東洋史特講(中国現代史))の授業はいつも面白いです。また、様々な時代の仏像を勉強する「日本美術史」もおすすめです。仏像にとても詳しくなって、これは何時代だろう?と思いながら仏像を見るのが楽しく、お寺に行くのが楽しくなりました。

  皆さんご存知の通り、リポートを書くのは本当に大変です。どんなに時間をかけて書いても自信がなく、不安な気持ちでポストに投函し、結果が来るまでは本当にドキドキするのですが・・・その頑張って書いたリポートが良い評価をされ、さらには先生からお褒めのお言葉をもらえたりすると、本当に頑張ってよかったという気持ちになります。「キリスト教史」の先生の添削がとても丁寧で、感動しました。

「リポートの書き方」のような本も何冊も読みました ~困ったこと、壁に当たったと感じたことと、その克服方法について~

 入学するまでリポートを書いたことがあまりなかったので、とにかくリポートを書くのが大変でした。リポートの書き方はもちろんですが、参考文献の探し方や読み方も全く分からなかったので、「リポートの書き方」のような本も何冊も読みました。一番辛かったのは、先生からの指摘を自分なりに理解して訂正しても、何度も「再提出」をもらったことです。そのたびに投げ出したくなったのですが、ここで負けたら今までの努力が泡になると思い、あきらめずに提出したところ、最後は先生からこれ以上もないほどのお褒めの言葉をいただき本当にうれしかったです。


(通信教育部より:大学で発行しているリポートの書き方ガイドについて)
本学で発行している冊子・資料では、『通信学習シラバス・設題総覧』でリポートの書き方について説明しているほか、法政大学FD推進センターで発行している『学習支援ハンドブック』にも、リポート作成に関するアイデアのまとめ方、構成のしかたや文章術・書式の例などをご紹介しています。
WebサイトからPDF版を閲覧できますので、ぜひご覧ください。
※下記リンクの『学習支援ハンドブック』は、通学課程(文系・理系)、通信課程全体を想定して編集されています。通信教育部に特化された内容ではないため、用語等ご留意の上ご覧ください。
学習方法について(一問一答)

【1日の学習時間や時間帯は決めていますか?また時間の使い方で工夫していることはありますか?】

 平日は仕事をしているので、なかなか決まった時間は取れませんでした。また、日本語教師なので授業に使う教案を作成しなければならず、リポートを書いたり、単位修得試験の勉強を作るのはなかなか難しかったので、平日一日だけ仕事をしないで、その日は大学の勉強の日と決めて、朝から夜まで集中して勉強していました。また、リポート提出の期限や単位修得試験が近くなったら、通勤時間や仕事が終わってから夜、数時間でも勉強するようにしていました。


 【リポートの書き方、単位修得試験対策で工夫していることはありますか?】

 リポートはとにかく教科書と参考書を何回も読みこんで、ワードにメモをするようにしていました。ノートだと書く時間がかかるので大変ですが、ワードだと何度も消したり追加できたりするのでお勧めです。単位修得試験は過去問題を集めて、対策を練りました。


 【卒業論文のテーマはどのように決めましたか?】

 卒業論文は入学前からベトナム戦争に関係するものにしたいと思っていたので、ベトナム戦争の枯葉剤をテーマに選びました。東洋史は日本史に比べて文献も少なく、とくにベトナム戦争はまだまだ文献が少ないので文献を集めるのが大変でした。

入学を検討される際、もしくは現在、家族や友人のアドバイスや励ましはありましたか。

 実は私の主人も社会人になって大学へ進学したため、仕事と勉強を両立する大変さをよく知っているので、かなり協力してくれました。私が大学に入るか悩んでいた時も背中を押してくれたのは主人で、リポートの書き方のアドバイスをくれたり、良い成績をもらった時は一緒になって喜んでくれました。また、友達にはよく相談に乗ってもらったり、愚痴を聞いてもらったりしました。

卒業まで学習を継続できたポイントは、どのような点であるとお考えでしょうか。

 まず、入学から卒業までの計画をきちんと立て、それを逆算して今すべきことは何か、できることは何かと常に意識していたことだと思います。

これから学びを志す皆さんへ
これから学びを志す皆さんへ

 もし通信教育部で学ぼうか悩んでいるのなら、絶対に入学した方がいいです。確かに全日制と違ってモチベーションを保つことは難しいし、忙しくてなかなかスクーリングに参加できないかもしれません。また、リポートがうまく書けなくて悩むかもしれません。でも、通信教育では、全日制では味わうことができない達成感を得ることができるし、ここであきらめずに頑張った時間はこれからの自分の人生にとって大切な糧になりますよ。

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