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仕事と両立しながらとことん学ぶ。
充実した通信教育での大学生活第2幕

卒業生

松任 一樹 さん 文学部 地理学科

3年次編入(学士入学含む) 2007年卒業

会社役員

Profile
前学を中退後、家業である商業用写真・ビデオの撮影・編集業に携わる。
10年後、仕事に活かせる地理学の知識と卒業資格を取得したいという思いから、通信教育部へ3年次から編入し、学士を取得。卒業後は習得した地理学の知識を、仕事はもちろん、プライベートでも興味のあることに役立てている。
地理・気象の知識修得と大学卒業資格を目指して
地理・気象の知識修得と大学卒業資格を目指して

 私が法政大学通信教育部へ入学したのは、社会人になってちょうど10年が経ってからでした。
 高校を卒業後、他の大学(工学部)へ進学しましたが、忙しくなった家業を手伝うために8単位だけ足らない状況で一旦中退したんです。家業とは商業用写真やビデオの撮影・編集なのですが、その後再学を検討し始めたのは、仕事に活かせる予備知識の必要性を痛感したからです。例えば『タイムラプス』という長時間に渡る現象を大幅に間引いて見る手法を用いる場合には、「雲の挙動を論理的に予測できるようになれば、撮影の成功率が上がるのではないか」と考えました。通常の撮影においても、地形や気象に関する知識があれば、有利に働くことが多いのです。
ただ、当然仕事がありますから、時間を融通して両立できそうな通信教育課程のある大学について調べてみたところ、「地理学」を学べるのは法政大学だけであったため、迷うことなく本学への入学を決意。文学部3年次への編入を果たし、10年ぶりに大学生として学ぶ日々が始まりました。

じっくりと納得いく学びを重視
じっくりと納得いく学びを重視

 大学で最初に書いたリポートは「太陽系の地球型惑星と木星型惑星」についてでした。調べていくうちに冥王星の異質さに気づき、それを相対的かつ定量的に示すことで「除外されるべき」と結論づけました。その5年後、学会によって実際に除外されたことを知ったときには、自分の提案が通ったかのような嬉しさがありました。教授からも「これなら誰が見ても納得がいく」など、内容をしっかり吟味し評価していただけたことは、大きな励みになりました。良いリポートを書くことが良い評価につながり、次回も真面目に取り組もうという好循環を自分の中で生むことができたのは、学ぶ上で大きなモチベーションになりました。
 仕事と両立していたので、当初はスクーリングのためにまとまった日数を東京で過ごすことになるのは大変だろうと思っていましたが、実際はスクーリングに参加することで効率よく単位を修得できました。スクーリング期間中には、宿題をこなすためにビジネスホテルの小さな机で大きな地形図と明け方まで格闘したりもしましたが、今となっては良い思い出になっています。
 また、通信で単位を修得するには単位修得試験で合格する必要がありますが、仮にリポートや試験で欠点になった場合であっても何度でも挑戦できるようになっていて、これは学生にとってありがたいシステムでした。そして、私の卒業後に導入されたメディアスクーリングによってさらに単位修得の選択肢が増えましたから、一層学びやすくなったと思われます。

学んだことを仕事や社会に役立てたい
学んだことを仕事や社会に役立てたい

 リポートの質にこだわって丁寧に書いていたため、結果的に卒業には7年の年月を費やしましたが、自分が納得いくまで学べ、高評価をいただけたことが自信になりました。
 卒業後は、大学で学んだ天気や地形の知識が大いに役立っています。屋外で撮影する場合など、現地に着いてから考えたのでは手遅れになる可能性が高いですからね。また、昨今、近畿(特に滋賀)では大地震が発生する危険性が取り沙汰されおり、それを裏付けるような前兆現象の有無についても着目しているところです。
 通信教育部の卒業生としても、学習アドバイザーとして在学生の質問に応じていけたらいいですね。

 

 

【写真出典】『通信講座大事典 2013年下半期号』(リクルートホールディングス刊)

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