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社会を見る目を、モノを考える手法をなくさないために、そして、社会と没交渉にならないように、遅ればせながら入学しました。

卒業生

猪狩 秀雄 さん 経済学部 経済学科

3年次編入(学士入学含む) 2016年卒業

関東在住

Profile
昭和50年代に通学課程の法学部にご入学。そこで出会った二部、通信教育部の社会人学生は「こういう社会人になりたい」と感じる存在だったそうです。その時感じた思いを実現するため、退職にあたって通信教育部へご入学されました。
退職にあたって、以前の思いを実現したい ~法政大学通信教育部を選んだきっかけ~

 昭和50年に法政大学の法学部に入学しました。その当時キャンパスには働きながら学ぶ学生さんが大勢いました。二部や通信の学生さんでした。服装も違っていましたが、話してみると、やはり仕事をしているということで、話の中身が違いました。しっかりと地に足がついているというか、堅実で充実した話が聞けたものでした。自分もそういう社会人になりたいと思ったものでしたが、就職してみると、仕事が中心となり、結局、退職するまでそのままになりました。

 退職にあたって、以前の思いを実現したい、また、社会を見る目を、モノを考える手法をなくさないために、そして、社会と没交渉にならないように、遅ればせながら入学しました。

 経済学部経済学科を選んだのは、昭和50年代はマルクス経済学が主流であったことや、この40年間でスタグフレーションの発生など大きく変わってきていること、再度登場した安倍内閣が華々しい財政・金融政策を打ち出してきたのですが、その内容がさっぱりわからなかったからです。そういったことから経済学を学びたいと思いました。結果、就職してから現在まで、ソビエト連邦の崩壊、欧州通貨危機、アジア通貨危機、リーマンショック、東日本大震災など様々なことが発生していて、そういったことと無関係であったわけでは無いことを知りました。

直接先生方の講義を聴くことで、問題点への理解が深まり、印象も強くなりました ~学習について~

 入学してみて感じたことは、スクーリングが充実していたことでした。通信教育ということでテキストを読んで、リポートを書いて、単位修得試験を受けるのが基本だと思っていました。実際受講してみて、スクーリングとして多くの授業が提供されているのに驚きました。配布される「法政通信」をみると様々な形でスクーリングの情報が載っていて非常に楽しみでした。テキストをじっくり読みこなすことも重要だと思いますが、やはり直接先生方の講義を聴くことで、問題点への理解が深まり、印象も強くなりました。

 「充実」というのは、まず、その提供されるスクーリングの数の多さ、多様さでした。授業が平日の昼間、夜間、土日、祝日など、働いている人だけでなく様々な立場の人への配慮が感じられました。さすがに通信教育の伝統校だと感じました。また、その授業内容にも「充実」を感じました。アベノミクスの評価やブラック企業問題などタイムリーな内容や、ヒット商品の背景の分析などスクーリングの特徴が生かされている授業が多く提供されていました。

卒業まで学習を継続できたポイントは、どのような点にあるとお考えでしょうか?
卒業まで学習を継続できたポイントは、どのような点にあるとお考えでしょうか?

 学習していくうえで工夫というほどのものはありませんでした。受講計画も最初に大雑把なものは立てましたが、基本的には好きな科目を中心に進めて行くということでやってきました。退職してからの入学ですので、「卒業の資格」にこだわるつもりはなく、どうやって「やる気を続けさせるか」が問題でしたので、興味のある、面白そうな講義を中心に受講させていただくということですすめました。「クラス」などはないですし、交流会にも参加しませんでしたので、特定の仲間といえる方はいませんでしたが、スクーリングなどで熱心に受講されている仲間の方を見ると、やはり励みになりました。

これから学びを志す皆様へのメッセージをお願いいたします。
これから学びを志す皆様へのメッセージをお願いいたします。

 「卒業の資格」にこだわらないと言いましたが、「卒業する」ことは絶対の条件と決めていました。恐らくどなたでも、一度は「辞めちゃおうかな」という時が来ると思います。ましてや、退職してからの受講の場合は、現役の方に比べて問題意識が薄くなるというか具体性に欠けるところがあると思います。どうしても、経済動向なども「自分の会社の問題」という具体的な意識よりは、「一般的日本経済の問題」ということで、結局、注意力散漫な自己満足的結果になりがちだったと思っています。

 受講前は無理としても、早い時期にテーマを絞り込んで受講していく方がよかったのではないかと思っています。その点、私は受講しなかったのですが、「卒業論文」というのはテーマを絞ってじっくりやるということで選択すべきだったかなと反省しています。

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