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「勉強に年齢は関係ない。やりたいと思った時にやっておくべき。」 妻の心強い後押しがありました。

卒業生

古谷 昇 さん 文学部 史学科

3年次編入(学士入学含む) 2016年卒業

関東在住 /会社員

Profile
お住いの近郊に鎌倉時代の史跡が点在していることから、鎌倉時代や源氏というものに興味を持ち、史学科にご入学されました。
一度は大学の史学科でしっかりと学んでみたい ~法政大学通信教育部を選んだきっかけ~

 住まい近郊には、かつての「鎌倉街道」の一つが通り、また、新田義貞による鎌倉攻めの戦いで名高い「小手指ヶ原古戦場跡」、更には、「清水冠者源義高終焉の地」や頼朝の追討を受けた義高が一時的に避難のために隠れたと伝えられる「影隠地蔵」などの史跡があります。そのためか、鎌倉幕府や源氏というものに自然と興味を惹かれるようになりました。そこで、関連する諸文献や歴史小説などを読み始めたのが、歴史に興味を持ち始めたそもそものきっかけかもしれません。しかし、本格的に歴史を学んだことはなく、一度は大学の史学科でしっかりと学んでみたいと思っていたので、入学を決めました。

 何といっても家内が通信教育に対して非常に理解を示してくれており、この点が一番のモチベーション維持の源泉ではないかと感じています。「いまさら勉強? 何で好き好んで?」と世間一般では言われそうな年齢もとうに過ぎた中での一念発起。妻に、「実は大学で歴史を勉強したいのだけど、どう思う?」と相談を持ちかけたところ、「勉強に年齢は関係ない。やりたいと思った時にやっておくべき。」との心強い後押しがありました。

「史学演習」はとても取組甲斐のある授業、卒論執筆時に大いに参考になります ~学習について~

 スクーリングの「史学演習(東洋)」では、司馬光の『資治通鑑』が課題となりました。もちろん全て漢文です。返り点や送り仮名、句読点といった訓点の一切ない白文を書き下し文にする作業が特に印象深かったです。一般的に「史学演習(日本・東洋・西洋史)」では、先生の講義を一方的に聞いているだけということはなく、通常何らかの課題が提示され、それについて自ら調査して、それをまとめていくという作業が求められます。限られた時間的制約の中での作業ですが、一方でとても取組甲斐のある授業です。後々の卒論執筆時に大いに参考になると思います。史学演習は必須最低一科目で充足しますが、できれば日本・東洋・西洋史のすべてを受講することをお薦めします。

学習方法について(一問一答)

【1日の学習時間や時間帯は決めていますか?また時間の使い方で工夫していることはありますか?】

 特に毎日の学習時間や時間帯は決めずに、土日等の休日で比較的まとまった時間が取れるときを使って集中的に勉強しました。休日は概ね午前中2時間、午後2~3時間程度。平日は朝夕の通勤電車の往復80分ほどが主な勉強時間で、基本的に平日休日ともに夜は勉強しません。


 【リポートの書き方、単位修得試験対策で工夫していることはありますか?】

 リポートは、出来る限り簡潔丁寧な文章を心がけて作成しました。まずは設題が求めている主旨の理解につとめ、それに沿った構想をたてて執筆していきます。最初は関係ありと思われる事項を思いつくままにどんどんと書き連ねます。当然、字数は3000~4000字、あるいはそれ以上にもなってしまい、文脈も構成もめちゃめちゃです。次に、テキストや参考文献を念入りに読み返し、何度も何度も推敲していくなかで、不要な部分を削り、不足している部分を補いつつ全体をまとめていきます。

 単位修得試験では、過去問分析を通して出題傾向などを掴むようにしました。

 このように一つ一つ勉強を重ねてリポート設題に答え、ワクワクドキドキの単位修得試験に合格し、一つの科目を無事にクリアーしたときに充実感を得ます。


(通信教育部より:通信学習と単位修得試験について)

 通信学習のリポートと単位修得試験のしくみについては、以下のページでもご紹介しています。ぜひご覧ください。

 【リンク:通信学習(自宅学習)

卒業論文のテーマはどのように決められましたか。

 幾つかのスクーリングを受講していく中で、自分が興味を惹かれる分野、事柄などについて次第に対象を絞っていきました。卒論テーマは、「古代ローマ社会とキリスト教徒迫害 -帝政初期の迫害と民衆-」。夏スクの「史学演習(西洋史)」で、古代ローマの碑文を扱ったのがテーマ決定のきっかけとなりました。実際の執筆では、先行研究の調査・理解と自分自身の立ち位置の明確化に苦労しました。

卒業まで学習を継続できたポイントは、どのような点であるとお考えでしょうか。

 自分の都合優先で、マイペースで無理なく楽しく学習できたこと、スクーリングで知り合った学友との飲み会など、学校外での交流や情報交換がとても楽しかったことです。

これから学びを志す皆さんへ

 通信教育は自分の好きな科目の勉強を自分のペースで進められて、とても楽しいですよ。是非どうぞ。

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