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学びたい気持ちがあるのなら、一歩進んで入学をしてみてください。人生がきっと豊かになるはずです。

卒業生

伊藤 ゆり子 さん 経済学部 商業学科

1年次入学 2015年卒業

関東在住 /会社員/大学院生

Profile
 通信教育部商業学科をご卒業後、法政大学大学院経営学研究科へ進学。日本の伝統産業の社会的な価値や持続可能な経営をテーマに、研究に取り組まれています。
より深く掘り下げて、専門的に学びたい  ~通信教育部、大学院への進学を考えたきっかけ~
より深く掘り下げて、専門的に学びたい  ~通信教育部、大学院への進学を考えたきっかけ~

 化学系企業において、日本製の電子部品を海外に輸出する際のオペレーションを担当しています。

 通信教育部への入学にあたっては、学ぶ内容を仕事に役立てたい、と思い経済・商業系の学部を検討しました。通信教育協会で実施している通信制大学の合同説明会に参加して複数大学のお話を伺い、それぞれを検討した結果、専門科目の数や種類が多かったこと、また個別相談で学習のアドバイスを受けたことが入学の後押しとなり、経済学部商業学科への入学を決めました。このときは、特に周囲への相談はせずに自分自身で入学を決めました。

 学部の卒業論文では「和紙産業における技術継承とネットワーク」について執筆しましたが、深く掘り下げて研究することができなかった、と感じました。経営学に関する応用的な部分と通信教育部時代に勉強できなかった分野を学び、より専門的に勉強して修士論文を書きたいと思ったのが大学院への進学を決めた動機です。大学院にはすでに経営学研究科に進学をしていた通信教育部出身の友人がいたので、進学の際には相談をしました。大学院に進学後は学部で学んだ知識が役に立ち、より深く理解できるようになりました。学部の頃よりも経営に関する視野の幅が広がったと感じています。

 日本製品の技術の素晴らしさとは何かと考えると、伝統工芸の技術が生かされていることだと思います。現在在学している経営学研究科では、技術の源泉でもある一方、衰退産業とも言える日本の伝統産業の社会的な価値や、持続可能な経営について研究しています。現在の業務とは異なる分野ではありますが、自分自身が興味を持つ分野についてしっかり取り組んでいきたいと考えています。

学部を超えた交流で学習が楽しく ~学習について~

 通信教育部ではありますが、やはりスクーリングに参加して様々な職業や年代の方と交流したり、意見交換をしたことによって学習の意欲・効果が上がりました。特に「演習」のようなグループワークや意見交換を前提とした科目は、職業や年代が異なることで得られる視点がとても刺激的です。また、スクーリングで行う体育実技(スポーツ総合演習)は連帯感が生まれて楽しかった、と仰る方も多いですね。

 教養課程の科目や公開科目、地方スクーリングで行われる科目は他の学部の学生も参加しています。社会人が多いことから終了後に懇親会をすることも多いのですが、ここでも学部を超えた交流ができるので学習が楽しくなります。年齢の幅も広く育った背景や職種が異なる、ここでなければ出会わないかも知れない人達同士が真剣に学び、共に単位習得をした時に充実感を感じました。今でもスクーリングで出会った人たちとは連絡を取り合っています。

  また、法政大学図書館は通信教育部の学生でも国内外の論文を図書館で読めますし蔵書も豊富です。知の宝庫とも言える素晴らしい図書館なので利用することをお勧めします。司書の方々も親切です。

友人と家族のサポートを受けて  ~困ったこと、壁に当たったと感じたことと、その克服について~
友人と家族のサポートを受けて  ~困ったこと、壁に当たったと感じたことと、その克服について~

 リポートを何回も提出しても合格できないときは悩みました。不合格で戻ってきたリポートの再提出をあきらめていた時に、ある教員の方からリポートの状況の確認と励ましのお手紙を頂きました。そのような温かい指導を頂いたことで、難しかったリポート作成ですが何とか提出して合格することができました。

 とはいえ普段は先生に直接聞くことはできないので、どのように乗り越えれば良いか壁に当たるときもありました。そんなとき、スクーリングで知り合った友人に相談することで、自分が何をすれば良いか解決策を見つけることができました。偶然、席が隣で話すきっかけがあり、そこから昼食や懇親会に参加をする中で友人が増えていったのですが、こうして出会った友人は世界一のカウンセラーです。

 また、家族の協力も学習を進めるうえで助けになりました。夕食の後、私が疲れ切ってうたた寝をした時に息子は食器を洗ってくれました。その時に「いつも勉強を沢山しているね。」と言ってくれたことをよく覚えています。しかし当の息子は勉強を全然していなかったので、大学入試の時に私が小論文の指導をする羽目に。彼は無事に合格しましたが、通信教育部での単位習得試験とリポートのおかげだと思っています。


(写真:ボアソナード・タワー18階 イノベーション・マネジメント研究センターにて)

 イノベーション・マネジメント研究センターは、経済・経営関係の雑誌・単行本、社史・団体史・個人史、灰色文献(官公庁や民間調査機関の調査研究書)等、24万件を超える図書資料の初増数を誇る研究所です。

 学部生・大学院生共に資料の閲覧が可能です【リンク:利用案内

 

学習方法について(一問一答)

【1日の学習時間や時間帯は決めていますか?また時間の使い方で工夫していることはありますか?】

 入学当初は子供が小学生だったので、まとまった学習時間を取ることができませんでした。子供が朝寝ている時間帯(早朝)、通勤の移動時間、会社の昼休みと隙間時間を利用して学習時間を作っていました。隙間時間にコツコツと勉強するので、通算すると1週間で約13時間です。

 また、現在の大学院では予習と復習を合わせると週に約20時間かけています。こちらも隙間時間で学習を進めており、通信教育部で身に着けた習慣が役に立っています。


【リポートの書き方、単位修得試験対策で工夫していることはありますか?】

 リポートは不合格になってもめげずに合格するまで書き続けました。リポートの書き方の本を見ながら注意すべき点は注意して書きました。

 また単位習得試験対策は試験を毎回受験することで問題集を持ち帰りました。そこから受験する科目の傾向を大まかに捉えて、リポートを提出するとすぐに試験用にノートを作りました。自分が準備した内容が試験に出なくても、後の試験で役に立ち、知識を深めることができました。

 具体的には、科目ごとに重要なキーワードを抽出。それらのキーワードを覚えて論述できるようにパソコンのワードに簡単にまとめました。それでも、すべて覚えることができません。試験での回答の幅を広げるために普段から新聞を読み、自分だったらどうするか常に考えて試験問題に挑んでいました。


【通信教育部で学んで身についたと思うことを教えてください。】

 忍耐力と多方面から冷静に物事を捉える力がつきました。

 リポートの不合格は心が折れそうになります。6回提出して合格という科目もありました。しかし、その積み重ねで卒業論文を書くことができます。そこから忍耐力が付いたと思っています。またリポートや単位修得試験によって数多く「論述」する文章を作成することで、大学院での研究に必要な調査・発表にもスムーズに取り組めていると感じています。

 また、今までは自分が関係する仕事やその立場でしか物事を考えることができませんでしたが、様々な科目を履修することで、企業の場合は管理職の立場、経営者の立場、部下の立場などの視点から考えるようになりました。人の立場に立って物事を考えるということが身についたと思います。

これから、学びを志すみなさんへ
これから、学びを志すみなさんへ

 通信教育部では年齢も地位も関係なく共に学生として真剣に学びます。通信教育での学習は自分との闘いの部分がありますが、つらい時は仲間が励ましてくれます。卒業前と後での自分の成長に驚くと思います。私は、通信教育部に出会って学んだことで、人生が変わったと感じています。

 学びたい気持ちがあるのなら、一歩進んで入学をしてみてください。人生がきっと豊かになるはずです。

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