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仕事や家事と学業の両立は楽ではありませんが、新しい発見がたくさんあり日々充実しています。

卒業生

酒井 藤香 さん 文学部 史学科

3年次編入(学士入学含む) 2020年卒業

愛知県在住 /会社員

Profile
 現在、英会話スクールで受付事務をされています。外国人講師と接するなかで、自国の歴史や文化を学ぶことの重要性を感じていらっしゃるそうです。
自分ももう一度学生になりたい ~法政大学通信教育部を選んだきっかけ~

 仕事は英会話スクールで受付事務をしています。外国人講師と会話をする機会が多く、その度に自国の歴史や文化を学ぶことの重要性を感じています。来日して仕事をする講師は基本的に日本のことに興味を持っている人たちですので、例えば日本の伝統芸能のことなど、日本人にとっても勉強をしていなければ知らないような物事をよく知っているんです。

 そんな中、子供が大学進学を考える年齢になり、資料を見ているうちに自分ももう一度学生になりたいと思いました。もともと歴史が好きで高校卒業時に迷った末に断念した分野だった、ということもあり、大学で学ぶなら歴史と決めていました。実は子供には反対されたのですが、ある入学案内資料には定年退職後に入学された方のご紹介があり、家族にも「そういう人もたくさんいるんだね」と、理解を得ることができました。

 いくつかの大学の資料を比較検討した結果、最初から特定の時代や地域に特化したカリキュラムではなく、日本史・東洋史・西洋史と幅広く学ぶことができ、基礎知識をしっかりつけてから特定分野を学ぶ、ということができる法政大学に決めました。学ぶ幅は広いのでハードルは高いですが、ゆくゆくは古代史について深く学びたいと思っていますので、そのための力を付ける、という意味でやりがいのある内容だと考えています。

スクーリングでは、苦手な分野についても理解を深めることができました ~学習について~
スクーリングでは、苦手な分野についても理解を深めることができました ~学習について~

 私は日本史、とくに古代史に興味があります。遠い昔、今のような便利な道具も無かった時代に、人々は何を考え、どのように生活していたのかを知りたいと思っています。

 これまで受講した科目は、通信学習、スクーリングともに全てよかったと思います。通信学習の良いところは自分のペースで進めることができる点です。仕事が忙しい時、体調の悪い時は無理せず休み、リポート提出が一回遅れても納得いくまで書き直すことができるので、結果的に自分の力になっていると感じます。

 またスクーリングでは、興味のある分野の講義はもちろんですが、苦手な分野についても理解を深める事ができました。例えば西洋史・東洋史は苦手というより食わず嫌いだったかもしれません。講義を受けて自分の知識のなさも痛感しましたが、「なぜ?」と「なるほど」の連続で好奇心がくすぐられ、「案外おもしろい」と感じました。史学科は日本史・西洋史・東洋史を横断的に学びますが、いくつかの点であった知識が一本の線につながった時は達成感があります。

 史学科は夏期スクーリングに必修科目が開講されることが多いので、正直なところ仕事のスケジュール調整は大変です。ただそれでも、出席するだけの価値を得ている、と出席するたびに感じています。


  【写真:ボアソナード・タワー1階 受験相談コーナー】

大学全体の入学情報を取り扱っているコーナーです。通学課程および大学院のパンフレットと共に、通信教育部の『入学案内』もお持ちいただくことができます。

※簡単なご説明はコーナー内のスタッフも承りますが、詳細なご説明は隣接している55年館1階 通信教育部事務室窓口にて承っています。

せっかく入学したのだから一度はスクーリングに出席してみよう ~困ったこと、壁に当たったと感じたことと、その克服方法について~

 4月に入学し、これから歴史学を学ぶのだから、まず、歴史学とは何かを知らなければならないと考えて「史学概論」からテキストを読み始めたのですが、夏期スクーリングまでの期間は思うように学習が進みませんでした。結果論かもしれませんが、順序にこだわらず興味をもったテキストから読んでいけばよかったと思っています。

 自分には大学での学びは無理なのではないかと感じることもありましたが、せっかく入学したのだから一度はスクーリングに出席してみようと思い直し、夏期スクーリングに出席してみると、講義がとても解りやすく、楽しくて、その後の通信学習も少しずつ進むようになりました。

学習方法について(一問一答)

【1日の学習時間や時間帯は決めていますか?また時間の使い方で工夫していることはありますか?】

 勤務時間が不規則で一定の時間を確保することができませんが、短時間でも毎日学習するように心がけています。

 テキストを必死で読んでも内容が理解できない事もありますので、難しそうだと思ったら先に写真や図の多い書籍等を読み、概略をつかんでからテキストに戻ります。時間の確保は最大の難問ですが、外出する際に何か一冊はカバンに入れて電車の中や子供の送迎の待ち時間などに少しずつ読み進めています。読みながらポイントと思われる内容は携帯に打ち込んでパソコンに送り、後でまとめるようにしています。


【リポートの書き方、単位修得試験対策で工夫していることはありますか?】

 地元の図書館を利用し、できるだけ多く参考文献を読むようにしています。テキストだけでは理解できなかった事も、違う著者の文章を読むと納得できることがあります。試験前にはテキストを熟読します。準備期間は一週間程度というのが現状です。とにかくテキストを読み返し、自分なりにノート(実際はパソコンですが)にまとめて、それを読み返す・・・をくり返しています。


【入学を検討される際、もしくは現在、家族や友人のアドバイスや励ましはありましたか?】

 同じ時期に職場の同僚が通信教育部に入学しました。(別の大学ですが)お互いのスクーリング日程に合わせて勤務を調整し、協力して学習することができました。また多くの友人から励ましの言葉をいただけるので、必ず卒業しなければ!と、良い意味でのプレッシャーになっています。

これから学びを志す皆さんへ
これから学びを志す皆さんへ

 歴史は過去の事実であって変化する事のないものだと思っていましたが、高校までに学んだ内容と異なる見解が発表されていたりします。検査法の発達とともにさらなる発見があるのではないかと期待しています。

 大学で学習した経験のない私にとって、リポート作成や試験に対して不安はありました。仕事や家事と学業の両立は楽ではありませんが、大学での学びを選択したことで新しい発見がたくさんあり、日々充実しています。思い切って入学してよかったと感じています。

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