今回は絶対に最後まで続けるという気持ちを持って始めたこと、そして何より妻の協力・理解が学習を続ける力になりました。
卒業生

K.A さん
2年次編入 2016年卒業
関東在住 /会社員(食品製造業)
- Profile
- 食品製造業に携わっており、部門の責任者として業務にあたっていらっしゃいます。会計、人事、労務など学んだ知識を業務に活かしていらっしゃいます。
- 知識、見識を深めるためにチャレンジしてみようと決意しました ~法政大学通信教育部を選んだきっかけ~
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昔、通学課程の大学に通っていましたが、事情により卒業できませんでした。それ以来、大学を卒業できなかったことがずっと引っかかっており、いつか大学卒業の資格を取りたいと思っていました。
現在の職場で管理職を任せられることになり、部下に対する責任も増えたことから、知識、見識を深めるためにチャレンジしてみようと決意しました。 個人的なことですので 、「会社に迷惑かけない範囲で」と思い会社には話しておりません。 ただ、私の勤める会社は365日業務がありますので、単位修得試験やスクーリングの際には、優先して休みを取らせてもらいました。
- リポートや単位修得試験に合格することでモチベーションが保てます ~学習について~
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現在は食品の製造業に携っています。大きい会社ではありませんが、製造部門の責任者として仕事を任されており、当然損益が読めなければなりませんので会計で学んだことが役に立っていると思います。また、大きい会社でないがゆえに人事、労務等の面でも関わりが必要となることがありますので、それらに関する科目も有用だと感じます。私自身は経営者ではありませんが、現在の業務においてそのような視点は必要な部分ですので、会社の経営に関する分野に興味があります。
受講してよかった科目は、通信学習では「経営管理論Ⅰ・Ⅱ」「管理会計Ⅰ・Ⅱ」「統計学Ⅰ・Ⅱ」、通学スクーリングでは、「会計学入門Ⅱ」です。管理会計に踏み込んだ内容ですが、現役の公認会計士である市川先生の講義はわかりやすかったです。メディアスクーリングでは「経済学入門Ⅰ」です。ここでの基礎が他の科目の学習で役立ちました。
学びの中で充実感を感じるのはリポートや単位修得試験に合格した時です。独学は苦しく、気持ちを保つのが難しくなることもありますが、合格することでモチベーションが保てます。その際の評価が良ければなおさらです(特に苦労した科目)。
- ~困ったこと、壁に当たったと感じたことと、その克服方法について~
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やはり学習時間の確保です。隙間時間に教科書を読んだり、理解できない用語を調べて何度も反芻したりしました。
- 学習方法について(一問一答)
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【1日の学習時間や時間帯は決めていますか?また時間の使い方で工夫していることはありますか?】
基本的には、仕事のある日は勉強に充てる時間の確保が難しい状況でしたので、休みの日が中心です。勉強方法としては、ノートももちろん作りましたが、時間がない中での勉強ですので教科書をよく読むことが中心でした。また、自宅学習では並行して数科目に手を付けるのではなく、例えばリポートを提出するまではその科目しか行わないといった具合に集中型で行いました。取組み開始からリポート提出までは、大体1か月くらいだと思います。リポートは基本的に同科目のⅠとⅡ両方まとめて提出していました。 学習の途中で他科目の単位修得試験が近づくとそちらにシフトして進めました。ですので正確には1科目集中というより、2科目までといった方がよいかもしれません。集中して学習するために、図書館は活用した方がよいと思います。私は市の図書館を結構利用しました。
【リポートの書き方、単位修得試験対策で工夫していることはありますか?】
リポートに関しては、設題を何度も確認し、その上で教科書をよく読み、参考文献やインターネットを活用して、設題に対して結論が的外れにならないように注意しました。また、序論、本論、結論となるように構成を心掛け、メリハリをつけるために必ず小見出しを入れるようにしました。また、単位修得試験に関しては、できるだけ多く受けるようにしました。2年目以降は、その際にもらえる問題を過去問として、傾向と対策に役立てました。
私が入学したのは2013年後期の最後の申し込み月でしたので、最初の単位修得試験は2014年の4月でした。その間の準備としては、「数学」と「簿記」、「物理」を学習しました。「簿記」に関してはⅠとⅡが単位認定されていましたが、改めてⅠから始めました。その他の準備としては入学時に配布いただいた「自立学習の手引き」や「リポートの書き方」を読み参考にしました。
- 卒業まで学習を継続できたポイントは、どのような点であるとお考えでしょうか。
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昔、通学制の大学を途中で辞めてしまったこともあり、今回は絶対に最後まで続けるという気持ちを持って始めたことと、何より妻の協力・理解だと思います。アドバイスや励ましということではありませんが、妻が勉強の邪魔にならないようにと気を遣ってくれました。入学するまでは家事は分担して行っておりましたが、入学後はほとんど引き受けてくれました。仕事が忙しく学習時間が確保できるのがほぼ休日中心となっていましたが、おかげで家のことはほとんど気にせずに勉強することができました。また仕事と勉強の両立が苦しく何度か弱音を漏らしましたが、迷惑をかけているのにもかかわらずその度に「自分で決めたのだから最後まで続けるように」と励ましてくれたことも気持ちの上で助けになりました。
- これから学びを志す皆さんへ
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仕事をしながらという人が多いと思いますが、とにかく集中して勉強できる時間を確保することが必要になると思います。私の場合、業務多忙で仕事の日は中々勉強に充てる時間が取れませんでしたが、コツコツ継続することで卒業できました。やればできます。
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