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体力の限界まで社会貢献は続けたい!仕事にも共通する知識の必要性を感じています。

卒業生

中坂 悦子 さん 文学部 日本文学科

1年次入学 2016年卒業

関東在住 /会社員(訪問介護)

Profile
史学科に1年次入学。ご卒業ののち、日本文学科に学士入学。2つの学科をご卒業されました。都内在住ということもあり、スクーリングを有効に利用して学習されました。
本学で学んだ知識を仕事にも活かされているほか、法政大学卒業生として、「東京六大学野球」観戦には今も足しげく通われています。
人と歴史文化を体系的に学びたい  ~法政大学通信教育部を選んだきっかけ~

 もともと、歴史文化や伝統芸能の分野、また人間の尊厳をつかさどる心理の分野に興味を持っておりました。その中で、体系的に日本の歴史や文化を学びたいと考え、法政大学の「史学科」を選択しました。さらにいえば、歴史を学ぶことで、全国を訪れることができると考えました。

 史学科を卒業後に学士入学した「日本文学科」では、日本の文学・芸能などを深く学ぶことができました。なお現在は、他の大学の通信教育部で心理学の学習と福祉系資格の取得に取り組んでいます。これは法政大学で一般教育科目の「心理学」を受講したことがきっかけで、興味を持つようになりました。夫婦が高齢者になった現在、「福祉心理学」で学んだ知識があれば、「理解し合えるのではないか」と考えたことも一つです。

 現在、訪問介護の仕事をしています。この仕事は被介護者とのコミュニケーションが欠かせない仕事であり、高齢者の皆さんは歴史・文学・書や伝統芸能に詳しい方がたくさんいらっしゃいます。史学科・日本文学科で学んだことによって、より広く話題を提供できるようになりました。


 (通信教育部より:継続学士について)

 学部を卒業時、継続して卒業学科以外の学科に入学し、学習を続けることを「継続学士」と呼んでいます。学士入学となるため単位認定によって教養課程が免除となり、専門科目の学習から始められるというメリットがあります。例年、通学課程からの継続学士と合わせて20名程が編入学し、学習を継続しています。

スクーリングで学ぶ愉しみと、研究所の利用について  ~学習について~

  夏・冬期スクーリング受講は、6日間共に学びを共有する機会です。授業の会話がきっかけになって話題がひろがるチャンスです。様々な年代の方が受講され、私は比較的年長にはなりますが、学ぶという姿勢・方向が同じであるため世代に関係なく広い交流ができました。
 知識が深まり、興味のある授業に出会うこと。受講した科目が、卒論に繋がった時。常に、アンテナを張っていることで、卒業論文のテーマに出会えます。

 メディアスクーリングでも「日本文芸研究特講・中古(源氏物語)」は、画面からも古代の雰囲気が伝わってくる、和服の園先生の講義が印象的でした。「桐壺」について、成立・内容・構成・表現など深く学ぶことができました。
 リポート試験の添削時に的確なアドバイスがあり、達成感を味わいました。小説の他に、芸能分野への興味を広げられる科目です。

リンク:メディアスクーリングデモ画面 「日本文芸研究特講・中古(源氏物語)」

  また 日本文学科で受講したスクーリングで、初めて「能楽」の世界に触れることができました。編入学してスクーリングを受けていなければ、知識も鑑賞することもなかったと思います。日本文学科でのリポート作成や卒論資料検索にあたり、学内の研究所である「能楽研究所」を利用しました。また市ヶ谷キャンパスの近くにある「国立能楽堂」での鑑賞は、学割もあってお薦めです。


【野上記念法政大学能楽研究所について】

 元法政大学総長であり、『能 研究と発見』などの著書によって知られる野上豊一郎博士の功績を記念し、1952年(昭和27年)に創設された研究所です。中世に生まれた日本最古の演劇である能楽(能・狂言)の歴史的変遷を調査・研究するとともに、現代に生きる演劇としての魅力や芸術性を解明し、能楽研究の発展と能楽の振興をめざすことを目的とし、能楽資料の収集・整備だけでなく、能楽に関わる様々な分野の専門家を育成するための教育プログラム、能楽に関する講座やセミナーを通しての普及活動、外部の博物館・美術館での展示への協力など、研究成果の社会への還元にも努めています。

 Webサイト内には利用案内や各種シンポジウムご案内のほか、資料のデジタルアーカイブも公開しています。ぜひご覧ください。

 《リンク:能楽研究所Webサイト》 

家族、友人の存在が力になりました  ~困ったこと、壁に当たったと感じたことと、その克服方法について~

 夏・冬期スクーリング受講の前後には、食事会が恒例になっています。スクーリング受講中に、自然に繋がった仲間です。情報交換・新しい仲間紹介・経験談やアドバイスを聞くことで、「一人ではない!」と確認できます。

 普段は遠隔地の在住で、スクーリングへの出席で上京することが楽しみの一つになっている友人も多いです。

 また、私自身は卒業できたポイントは以下の三点と考えています。

①学ぶ方法が選択できたこと。

 生活に応じた方法で、科目を履修することができました。

 単位修得試験の回数や春期・秋期スクーリングから首都圏在住の方が恵まれている部分もありますが、日程の制約が少ない「メディアスクーリング」、3日間集中で、かつ交流の場を持ったり試験前に集中を持って臨んだりとメリハリをもって学習できる「地方スクーリング」は、時間を有効に活用できたと感じています。

 地方スクーリングのうち名古屋市スクーリングでは、懇親の場で学科の先輩にアドバイスを受けることができ、大いに学習方法の参考となりました。
②生活パターンの変化を理解し、協力してくれた家族。

 基本的には、家族も私自身も生活リズムを崩さないことに努めました。地方スクーリングの際は夫に家事を依頼することもあり、スクーリング後のフォローは欠かせません。また卒業論文を提出する年の年末は、迷惑をかけました。
③友人の存在。

 「夏・冬期スクーリング」で、生涯の友ができました。学ぶことの意味を共有できました。現在も、メールのやりとりの他、紹介したい書籍や時事・情報を共有しています。

学習方法について(一問一答)

【1日の学習時間や時間帯は決めていますか?また時間の使い方で工夫していることはありますか?】

 主婦業、兼仕事の間を、掻き分けて作る時間は限られていました。仕事では実働する曜日は選択できるのですが、曜日を決めて、集中的な学習方法をとるよう心がけました。家族が留守にしている時間帯など、夜間・休日の日中が多かったと思います。

【リポートの書き方、単位修得試験対策で工夫していることはありますか?】

 「リポートの書き方」のテキストを熟読し、書けそうな科目を選択しました。添削されたリポートを再提出することで、軌道修正される重要性を知りました。
 単位修得試験は、試験問題が分からず必死で教科書を読んだ記憶があります。何回も受験すると、会場の雰囲気にも慣れてきます。試験問題の傾向が分かってくると、緊張感も薄らいできます。

【入学を検討される際、もしくは現在、家族や友人のアドバイスや励ましはありましたか?】

 入学はしたけれど、一歩も進めない状態の時「法政通信」でサークル活動を知り、参加しました。現在はこのサークルは解散してしまっていますが、新入生は、先輩の存在は欠かせません。そこで、「最初にスクーリングを受講することで、大学の雰囲気を理解できる」とアドバイスを受けました。不安を解決できる場がありますので、ぜひサークルや学生会への参加をお勧めします。

【卒業論文のテーマはどのように決められましたか?】

 史学科では、「種子島茶産業の楚を築いた 牧野篤好と入植者」 -静岡から移住・開拓100年- というテーマで執筆しました。種子島・屋久島へ旅行した時、車窓に飛び込んできた茶畑の風景が、故郷の風景そっくりでした。バスガイドの方が説明された「静岡から移住した人たちが栽培しています。」との言葉に抱いた興味と疑問を解決したいと思い、静岡県史などで事実を調べ、卒論のテーマに決定しました。

 日本文学科では、「踊り念仏によるによる地域芸能について」 ―跡部・藤沢を例として― というテーマを選びました。2011年夏期スクーリング・3群の「日本文芸研究特講(祭りと芸能)」を受講したことが、きっかけです。この中で民俗芸能は、祭礼や神事から発展し演劇の土壌となったものが多いと知りました。スクーリング試験のリポート作成時に、民衆の心を掴んだ「踊り念仏」についてもう少し知りたいと思い、卒業論文のテーマに決めました。

学友との六大学野球の観戦も楽しみです  ~神宮球場へ、法政大学野球部の応援に行きましょう!~

 2012年の卒業式で、校歌を歌うことができず残念な思いをしました。編入学した4月は、「東京六大学野球・春季リーグ戦」デビューしました。「2012年・秋季リーグ戦」で、44回目の優勝を果たした試合は、最高の場面で校歌を歌えました。「試合前・後のエール交換前、7回攻撃時」と、得点が入るたびに肩を組みながら校歌を歌うため、勝利試合を観戦すれば歌えるでしょう。
ゲーム展開に応じた応援歌には、「若き日の誇り」「暁の勇者」「若き獅子」などがあります。どの曲もリーグ戦が終了する頃には覚えられます。優勝のオレンジテープを投げられれば、最高ですが・・・。
「2016年・秋季リーグ戦」が、9月10日(土)~10月30日(日)開催されています。学生割引・ポイントカードによるオリジナルプレゼントなど、毎試合楽しみがあります。今も、学友と試合日の確認をして、応援に行っています。

 また、優勝時の主力選手であった西浦選手(現・東京ヤクルト)が神宮球場でプロ入り初ホームランを打った試合も観戦しており、大変感激したのですが、ホームランを打たれた投手も同じく優勝時のエースだった三嶋投手(現・DeNA)でした。法政の学生としては、複雑な心境でした。


【東京六大学野球 2012年・秋季リーグ戦】

本学野球部のリーグ制覇は、最近では2012年秋期まで遡ります。

この年は、三嶋一輝(現・DeNA)、西浦直亨(現・東京ヤクルト)、多木裕史、河合完治(共に現・トヨタ自動車)などの上級生、畔上翔(現・Honda鈴鹿)など下級生も実力者を揃え、早大と勝ち点差で並ぶも勝率差によって、7期ぶりの栄冠を手にしました。

《リンク:一般財団法人 東京六大学野球連盟Webサイト 2012年秋期結果》

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