経済学部 経済学科
学びを何倍も深く楽しく変える「教員アドバイス」

私たちの暮らしや生業が成り立つ仕組みを深く学ぼう
経済学部 経済学科 金融論専攻
武田 浩一 教授
経済学科では、限りある資源である労働力やモノ・サービス、そしてお金や情報や時間・空 間を、社会の中で私たちがどう配分しどう活用すれば、より豊かで幸福な暮らしを立てられる のかを学びます。経済学が扱う問題は、小さなところでは、家庭内における個人の意志決定の 問題から、大きなところでは、国際社会における国の意志決定の問題まで、多岐にわたります。
経済学科での学びを実りあるものにするためには、一人一人の学生が自らの興味関心や必要 性に適う学びの目標を設定して、目標に向かって学びを積み上げられるように科目を選んで基 礎から応用まで組み合わせて段階的に学んでいくことが大切です。また、現実の重要な経済問 題は、不変の正解が一つだけあることよりも、変化する条件に応じて答えが変わるような複雑 な問題が多いため、経済学の学び方としては、「知識を丸暗記する」のではなく、「自分で考え るために知識を活用する方法を身につける」という柔軟な姿勢も大切です。
経済学を学んで経済に対する理解が深まると、現実の経済問題に直面した時に、表面的な動 きばかりに惑わされずに全体像を俯瞰して把握し、その背後にある重要な要素を識別してシス テマティックに対応する力が高まるため、経済学科で学んだ知識は、仕事や生活に大いに役立 てることができます。
皆さんも私たちとともに経済学の世界を学び愉しみましょう。